paildだからできた経理業務の効率化
本日は、お時間いただきありがとうございます! 早速ですが、paildをどのようなものに利用されていますか?
従業員用のカードを発行して、毎日の消耗品を購入してもらっています。
以前は私が全部の購買を行っていましたが、今では従業員が、権限に基づいて自分で購入ができるようになりました。私の負担も減りますし、従業員も喜んでいます。
実際に使ってみて、便利な点はありましたか?
なんと言っても、freeeやマネーフォワードとの連携ができるのがありがたかったです。
気軽に発行ができる上に、既存業務に組み込みやすい点はとてもありがたいですね!
それはよかったです! どのように効率化できたか、詳しく教えていただいてもいいでしょうか。
まず、従業員がpaildを利用して日々の備品購入を行います。その後、月末にpaildから明細をCSVでダウンロードして、弊社が利用しているクラウド会計ソフト(freee)にアップロードをしています。
paildの明細は、金額や利用した店舗名に加えて、どのpaildカードを使ったのかの情報が入るじゃないですか。
はい、paildの明細では「取引内容」に「カード名_利用店舗名」というテキストが入るようにしています。
それを利用して、会計ソフト側で自動仕訳を設定しています。
例えばpaildで「営業用カード」を作ってモノタロウで購入したとすると、明細には「営業用カード_モノタロウ」みたいな形で記載がされます。
営業がモノタロウで買うものが消耗品ぐらいだとすると「“営業用カード_モノタロウ”に一致していれば、営業部の消耗品とする」という仕訳ルールを作っておくことで、 ただCSVをアップロードするだけで仕訳が完了します※。
※2021年5月よりfreeeとのAPI連携が開始され、CSVのアップロードも不要となりました
なるほど! それはかなり工数削減になりそうですね。
念のため目視でのチェックはしていますが、一から入力するのに比べれば全然ラクです。
従来、クラウド会計ソフトとクレジットカードは連携させることで自動処理ができていました。一方で、誰が、何のために買ったのか、は捕捉できませんでした。 結局のところ、クレジットカードではレシートと報告書がなければ正しい会計は難しかったのです。
paildには、カードを複数枚気軽に用意できるという利点があります。しかも、利用明細にはどのカードでの利用なのかまで入っている。
カード名を工夫することで、分類から経費計上までの工程が一気に効率化できる ので、非常に役立っています。
それはよかったです! 他に、会計処理上でいいなと思った点はありますか?
当たり前のことかもしれませんが、ダウンロードしたCSVをそのまま会計ソフトに入れられるのが非常に助かります。
経理の方ならわかってくれると思うんですが、カード会社の明細って厄介なことが多いんですよ(笑)そもそもクラウド会計ソフトとつながらないものもあったり、仮にCSVで出せてもヘッダーに無駄な文字があって加工しないといけなかったり、まとめて1年分落とせなかったりと…いろいろな課題があります。
一方で、 paildのCSVはなんの加工もせずにそのままクラウド会計ソフトにアップロードできる ので、かなりありがたいです。
paildを使うべき企業の2つの特徴
つづく様は、SaaS導入に関するコンサルティングを行なっていらっしゃいますよね。
そうですね。長野県で経営のテクノロジー化・デジタル化の支援をしています。
ここからは、SaaS導入支援コンサルタントとしてのお話を伺えればと思います。 paildをおすすめするとしたら、どんな企業ですか?
2つあります。まず1つ目は、店舗や支店を持っていたり、営業マンの外回りが多いなど “経営者と現場の社員が物理的に離れがち”な会社 です。
物理的に離れていると法人カードを持った社員が拠点にいないことも多いですし、お金のやりとりが一気に面倒になってきます。
そうすると必然的に「立替」が発生します。経費精算サービスも増えてきていますが、やっぱり従業員にとっても経理にとっても立替経費の処理は負荷が大きいです。
もちろん、正しい経費の使われ方をしているかどうか、承認行為を挟めるため経費精算ソフトにメリットもあります。 しかし、paildで従業員にカードを渡してしまえば、そもそも立替経費をなくすことができる ので、こちらにも相当メリットがありますね。
なるほど。2つ目はどのような会社でしょうか?
2つ目は、 事業部が複数ある、つまり「部門別会計」が必要な会社 です。
これはどんな会社でも共通なのですが、経理で大変なことの一つは「誰の・どの部署の・なんのための支払いかわからず、仕訳が進まない」ことです。
一つの事業部だけでも大変ですが、複数ある会社だとなおさら複雑になりがちです。
経理的には、この「部門別会計」というのが非常に鬼門です。
でも、paildで事業部ごとにカードを分けてしまうことで、 どの部署が何の経費を使ったかが一発で分かります。経理処理が一気にラクになる はずです。
なるほど。ありがとうございます。SaaSサービスは、導入後に「運用に乗せるまで」が大変だったりすると思うんですが、その点はどうでしょうか?
paildは新しいテクノロジーであるものの、「カード決済」自体は誰でも馴染みがあるものです。そのため、社員教育コストがかなり低いのが強みですね。
実際、うちでも特に従業員からの質問もなく使えています。
例えば会計や販売管理システムなんかだと、IT慣れしていない企業にとっては、運用に乗せるまでに時間がかかります。
運用できれば便利なのは間違いないんですが、最初が本当に大変で。
一方で「カードの使い方がわからない」という人はほとんどいないですよね。
paildは、管理者にとっては上限設定や共有機能のある便利なツールですが、従業員にとってはただのカード。
渡して「これで買ってきて」と言うだけで運用できる のは本当に手軽です。
SaaSコンサルタントが語るpaildの真価
SaaS導入のコンサルティングをしている井領さんからみて、paildはどんな印象でしたか?
社内の意思決定のスピードが格段に早まるサービス だと思いました。
決済の領域って、多くの企業で「承認待ち」や「確認待ち」が発生してしまっていますよね。「課長 → 部長 → 社長」などと稟議を通していると、実際に動くまでに大きなタイムラグが生じてしまう。
確かに、特に大手ではその傾向が強そうです。
逆に言えば、迅速に決済ができるということは、競合他社に対する優位性になります。
そのため、本当はある程度の決済権限を現場に渡してしまった方がいいのだと思っています。例えば「課長の権限で毎月○万円まで使っていいよ」というやり方ですね。
ただ、これだと権限はあっても、支払いは経理部門が行うわけですから、結局のところは他部署の対応待ちが発生してしまう。
なるほど。
一方で、paildだったら現場の判断ですぐに使うことできるので、そのスピードは段違いです。管理部からしても、上限金額も設定できるし、カードごとに共有相手も選べるので、安心感もあります。
このように、 支払いに関する企業構造の変化を促せることが、paildの本質的な価値 だと思っています。 現場にカードを配るのは怖い、と思っている会社も多いかもしれません。しかしこの時代のスピードについていくためには、社内ルールを見直して、スピーディな意思決定基盤をつくることも、非常に重要です。
確かに、法人の決済領域ではまだまだ非効率な面が残っていると感じます。
そうですね。
決済というと狭い領域に聞こえるかもしれませんが、実際のところは“支出”そのものです。会社の利益は売上と支出で決まるので、利益に直結する重要な領域です。
paildはASKULやAmazonビジネスとの協業など幅広い展開も考えられるので、法人の決済領域のプラットフォームになってもおかしくないと思い、注目しています。
ありがとうございます。 期待に応えられるよう、頑張ります! 最後に「もっとこうしてほしい」という点はありますか?
とにかくプラスチックの物理カード※ がほしいです(笑)
地方企業としては、やっぱりリアルの店舗での買い物ってすごく多いんですよ。
ちょっとした買い物もそうだし、ガソリンスタンドなんかは絶対にリアル店舗での買い物になるので。
東京を離れると一気にリアルカードの需要って高まると思うので、早く実装してほしいと思っています。
※リアルカードは2020年8月より提供を開始しております
ありがとうございます。なるべく早く届けられるよう、開発を進めてまいります。本日は、ありがとうございました!
僕はpaild大好きなんで、またなにかあったら呼んでください(笑)
応援しているので、頑張ってください!