「情報を世界中の人に最適に届ける」をビジョンに掲げ、2012年に創業、情報キュレーションサービス「グノシー」等を提供する株式会社Gunosy様。 paildを導入してからの変化について伺います。paild導入前はどのような課題がありましたか?
当社はスマートフォンアプリを運営しているため、様々な機種の、検証用の社用端末を購入する必要があるのですが、この購入オペレーションがうまくいかなくて。それが、具体的にまず課題に上がっていたことです。
たとえばスマートフォンの新機種が出た場合、当然、当社も検証用の社用端末を購買したいとなります。ところが検証用に必要な台数というのが、“法人購入”としては契約・購入のしづらい、半端な台数なんです。
そこで法人カードで普通に購買しようとするのですが、今度はクレジットカードに対する購入上限に引っかかってしまう。1つのカードで1台しか買えないけれど、検証用端末が1台では足りないわけです。
すると、そうした購買のためにコーポレートカードを多数契約し、発行するのか。あるいは検証を担当するチームの従業員に、立替経費として支払ってもらうのか。立替といっても10万円以上するものですから、立替をする個人の負担も大きくなるし、立替経費精算の手間も余計にかかってしまう。多数のコーポレートカードを契約・発行するとしたら、管理コストが上がる上に、カードに関わるリスクも増大してしまいます。
paildを導入することにより、課題は解決しましたか?
はい。paildはカードをたくさん発行できるので、クレジットカード1枚に対する購入上限金額は、購買用のカードを分散させることによって解決します。何枚発行しても管理画面で管理できるので、管理コストも高くなく、簡単です。 また、それぞれのカードには利用上限をつけることができるため、リスクの低減もでき、従業員に渡す決済手段の柔軟性が上がりました。
前払式というのもあるのですが、カードごとの利用上限額の設定とか、メンバーへの付与・停止処理とかというのがリアルタイムにできるスピード感は、当社の社風であるとか、業務スピードの環境にマッチしていて、使いやすいです。 この端末購入問題に限らず、決済を自由にすることで、業務を自由に前向きに推進できるという未来が見えたので、課題感はすごく解消されましたし、従業員への付与も徐々に進んでいます。
社用端末購入のあと、現在もpaildは使われていますか?
検証用端末の購入は単発で発生するものですが、継続的な運用としては、チーム単位での支払いに使うようになりました。事務用品とか、親睦会費とか、チーム単位での予算などです。
ワークフローは、既存のものにpaildの枠を申請するという内容のものを追加して運用しています。各チームにはそこで、利用上限いくらのカードの発行を申請したいのか、あるいはすでにあるカードの利用上限額の増額を申請したいのかを選んで、申請してもらうという仕組みをつくりました。
以前であれば、仮払金で対応とか、管理部で管理しているコーポレートカードを貸したり、経理が代理で決済情報を入力するなどで対応していた決済があったのですが、そういう運用・やりとりが、リモートワークに移行した現在、できなくなったんですよね。そうした支払は基本的に、paildに移行していっています。
paildを実際に使われてみて、想定通りでしたでしょうか?
リアルタイムで各カードの利用可能額を上下させたり、カード発行・停止がすぐできたりというところは、想定どおりです。 インターフェイスもシンプルイズベストというか、直観的にわかりやすくて、とても良いと思っています。今後も期待しています。
ありがとうございました。
paildを活用することにより、実は面倒な立替経費問題を解決された、株式会社Gunosy様のお話を伺いました。
今回インタビューにお答えいただいた岩瀬様、藤本様のさらに詳しい記事はこちら(リモート時代に”生産性”と”柔軟さ”を。次世代経理のスタンダードを作る!株式会社Gunosy|paildユーザー企業に聞く!)でもご紹介しています。